米ドルが売られるとどの通貨が買われるのか?

米ドルが売られるとどの通貨が買われるのか?,メキシコ・ペソ,南ア・ランド

 

昨日の1月31日4時(日本時間)に発表されたFOMC声明やパウエルFRB議長の発言を受けて、米金利先高感の後退を手掛かりにしたドル売り。

 

ある程度想像されていた内容なのでしょうが騙しなく素直にドル売り一色でしたね。

 

1円近くドル円が下がったのは久しぶりではないでしょうか?

 

とにかく先走りが好きな相場の世界ですから金利を下げると言ってるわけでもないのに金利先高感が弱まるだけでこれだけ相場が動くわけです。

 

 

 

多くのアナリストがいうように今後は米ドルが売られ米ドル安が進むとすればではどの通貨が買われることになるのでしょうか?

 

昨日の動きだけ見れば円買いという流れでは無かったようにも見られます。

 

ドルストレートは軒並み上昇は当然としてクロス円でいえば豪ドル円、南ア・ランド円などは買われたようですがユーロ円、ポンド円やメキシコ・ペソ円などは冴えない動きだったですね。

 

 

 

ここで一つ今後の参考になりそうな記事を見つけましたので紹介します。

 

大和証券 金融市場調査部 債券調査課 チーフマーケットエコノミスト 岩下真理氏

 

リスクの重みの場所、新興国から米欧に変化 黒田総裁会見で興味深い発言あり 世界経済のリスクの重みの場所に変化、新興国から米欧に移る

 

米ドルが売られるとどの通貨が買われるのか?,メキシコ・ペソ,南ア・ランド

 

23日の黒田総裁定例会見では、展望レポートの内容とは少し離れて、興味深い質疑応答が2つあった。

 

1つは世界経済について、今年は年間を通じた大きなテーマはどう考えるかを尋ねられた(昨年は米国一強)。

 

総裁は「リスクの重みの場所が少し変わってきている」と回答。

 

先進国の金融正常化が新興国の資本流出等に影響をもたらすリスクは低下し、米国マクロや通商政策、欧州での様々な政治的な動き、経済減速の影響に軸足が移ったとの認識を示した。

 

米中貿易摩擦、年内に解消との楽観的な見方

 

もう1つは米中貿易摩擦について。経済財政諮問会議で年内に解消すると楽観的にみていると発言した、その根拠を問われた。

 

総裁は個人的な意見と断りつつ、「貿易・経済問題は、解決に向かっている情報が色々なところから出てきており、収束に向かうのではないかと期待も込めて思っています」と語った。

 

黒田総裁発言から、国際会議での議論が垣間見られた

 

黒田総裁は年明け後、13-16日にBIS会議出席のためスイス出張しており、国際会議での議論や情報収集を踏まえての発言と推察される。

 

中央銀行ウォッチャーは自ら国際会議に参加する機会はないため、このような貴重な情報は本当に有難い。

 

 

この記事で注目したいのは「先進国の金融正常化が新興国の資本流出等に影響をもたらすリスクは低下」という部分です。

 

こんなことは常識といわれるかもしれませんがドルの金利が下がるという事は投資先としてのアメリカの魅力は弱まるという意味ですからアメリカに集まっていた世界の投資資金が他に移るという事でもあります。

 

一般的には米ドルの金利が高いときは他の高金利通貨から資金が米ドルに移り、逆に米ドルの高金利が終わると高金利通貨に資金が集まる傾向にあります。

 

 

日本円やユーロなどはまだまだ金利を上げる状況は遠い話ですし、豪ドルやニュージーランドドルも当面金利を上げる予定もない状況。

 

まぁこれらの通貨はそもそも高金利通貨じゃありませんので一時的に対ドルで上昇したとしても投資先としては魅力がある通貨とはいえません。

 

 

 

黒田総裁の米中貿易摩擦、年内に解消との楽観的な見方が国際会議での議論や情報収集を踏まえての信頼できる見解であるとすればコモディティなどの商品への資金移動もあるでしょうがFXではやっとしばらく日の目を見てこなかったメキシコ・ペソ、南ア・ランドあたりが注目されてくると私は睨んでいます!

 

 

しかしくれぐれもフラッシュ・クラッシュのような事態でもロスカットされない資金計画を心がけてですが。

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